用語解説コーナー 血が滾舞台用語辞典



修羅場(しゅらば)
2014.03.20 OA


自分の身に降りかかると大変だけど、お芝居で見る分には楽しい『修羅場』。
荒々しい合戦の場面や、男女の激しい争いの場面を指すこの言葉。人形浄瑠璃や歌舞伎、能などの古典芸能において使われていた言葉が一般に広まったものです。

その語源は、仏教。『修羅場』の「修羅」とは、古代インド神話や仏教に登場する神、「阿修羅」の略語です。それらの神話内で阿修羅と帝釈天が闘う場所の事を「修羅場(しゅらじょう)」と言ったことに由来します。阿修羅は鬼神とも称される闘争の神であり、帝釈天は四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)を従える護法善神ですから、まぁその闘いの激しさは相当なものでしょう。そんな神々の戦闘に例えられる男女の争い・・・体験せずに生きていきたいものですね。

なお、マンガ家などが締め切りギリギリで切羽詰まった状況を示す用法も今では一般的ですが、これは70年代少女マンガ家の間から始まったものと言われているそうです。


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