水上 | さぁ、スタジオに素敵なゲストをお招きしてたっぷりとお話を伺っていきます。今日は演人全開 血が滾ってきたぜ!の主宰、宇野津達也さんにお越しいただきました。宇野津さん、こんにちは。 |
宇野津 | こんにちは!よろしくお願いします! |
水上 | よろしくお願いします!ふふ、まぁ血が滾の皆さんはね、この富山シティエフエムで番組もやってらっしゃるので、宇野津さんの声はもうお馴染みですよね。 |
宇野津 | いや、そんなそんな!まだまだです。この時間帯に声が流れる事は少ないですしね。番組自体は夜(木曜19時)なので。 |
水上 | そうですね。あ、でも土曜日の再放送はほら。 |
宇野津 | あぁそうか。昼にもやってますね。(再放送は土曜11時/23時) |
水上 | 私よく、土曜日11時は聞きますよ! |
宇野津 | お!ありがとうございます! |
水上 | ちょうどね、車に乗って出かけるタイミングとかなんです。で、「あぁ、やっぱりこの時間は聞けるなぁ」って。いい時間ですよ。かなりいい時間。 |
宇野津 | そうかぁ。僕はね、ちょうど聞けない時間なんです。どの放送も。 |
水上 | え、そうなんですか? |
宇野津 | もっと自分のラジオ聞いて勉強して、どんどん面白い番組にしていかないといけないなとは思ってるんですけど・・・ |
水上 | 自分の放送を聞くとやっぱりちょっと違いますもんね。 |
宇野津 | がんばります。 |
水上 | ところで宇野津さん。昨日はクリスマスイブでしたよ。 |
宇野津 | でしたね〜。 |
水上 | 今日はクリスマスですよ。 |
宇野津 | ですね〜。 |
水上 | どうですか。 |
宇野津 | ははははははは!なんもないですよ(笑) |
水上 | そうですか?(笑) |
宇野津 | こうやってここに来て仕事してるくらいですから。 |
水上 | そっかぁ、じゃあおんなじですね!私、こうやって仲間を見つけては安心してるんです(笑) |
宇野津 | あぁ、うん、仲間仲間(笑) |
水上 | ケーキは食べました? |
宇野津 | ケーキはまぁ、自分で作ったのを食べました。 |
水上 | あぁそっか。宇野津さんは、お菓子作りが得意でいらっしゃるんですよね。 |
宇野津 | 得意、という事もないですけど(笑)趣味でたまに作りますね。 |
水上 | 自分で作ると、すごくたくさんの量ができちゃったりしません? |
宇野津 | あぁ、わかります。今回はタギラジ!の放送の中で、みんなで食べました。(12月27日放送/街中トレジャーハント『手作りクリスマスケーキ』の回)放送はまだなんですけど・・・言っちゃっていいのかな(笑) |
水上 | いいですねぇ♪え、何か(お菓子作りを始めた)きっかけとかあったんですか? |
宇野津 | きっかけ・・・特別な事じゃないんですけど。大学の時に、なんか眠れない日があって。で、お腹空いて、なんかすごいクッキーが食べたくなったんですよ。でも買いに行くのは面倒だし。まぁクッキーなら家にある材料で出来るな、と思って。 |
水上 | 作っちゃった?(笑) |
宇野津 | 作っちゃった(笑)で、まぁたくさん出来たので友達にもあげたら好評で。「あぁ、まぁそんな風に言ってくれるんなら」ってまた作って・・・って感じですか。褒めてくれるんなら、と。 |
水上 | 褒められて伸びるタイプですか? |
宇野津 | あぁ、完全にそうですね(笑)だから皆さん、もっと僕を褒めていただきたい(笑) |
水上 | そうですか(笑)劇団の皆さんにも褒めてほしい? |
宇野津 | 褒めてください(笑)主宰なんてやってるとね、出来て当たり前、みたいなトコありますからね。 |
水上 | ですよねぇ。なかなか劇団の皆さんも難しいと思います。 |
宇野津 | 遠慮しなくていいんですよ?褒めてくれていい(笑)まぁ「褒める」ってのはともかく、やった仕事に対して「お疲れ様」とか「ありがとう」はあるべきだと思いますからね、立場関係なく。 |
水上 | あぁ、それはそうですよね。 |
宇野津 | だから僕も、出来るだけやってくれた事に対しては労いと感謝の言葉はかけるように心がけてます。いつも一緒にやってる仲間だとどうしてもおろそかになりがちだけど・・・だからこそ、ね。 |
水上 | 大切ですもんね。長くやっていくには。 |
宇野津 | そう思います。 |
水上 | 劇団は旗揚げしてから何年目ですか? |
宇野津 | 11年目が終わって、12年目に突入したところですかね。 |
水上 | 突入しましたか。早かったですか?長かったですか? |
宇野津 | あぁ・・・まぁいろいろありましたからね。長かった、と思います。 |
水上 | そうですかぁ。やっぱりその、劇団をね、十年以上やっていくっていうのは、いろんな人が関わる事ですから、大変な事なんですよね。 |
宇野津 | 大変ですね!十年やると「続けていくだけで大変な事なんだ」ってよくわかりますね。 |
水上 | 続いている、という事自体に価値がある。 |
宇野津 | そうですね。たくさんの人の『努力』と『想い』がないと続いていかないものですから。パッと旗揚げして、一年二年やるだけならまぁ、簡単なんですけどね。それを五年、十年、二十年と続けていくっていうのは・・・だから僕らもまだまだですよ。 |
水上 | まだまだですか? |
宇野津 | ですね。でも、十二年目まで来たら十五周年なんてすぐですから。一年一年積み重ねて、二十周年を無事に迎えられるようにというのが目標ですね。 |
水上 | いいですねぇ!ぜひがんばってください! |
宇野津 | でもね、そのためには・・・劇団員がちょっと足りない。 |
水上 | あ、そうですか?結構たくさんいらっしゃるイメージありますけど。 |
宇野津 | とんでもない!いつもヒイヒイ言いながらやってるんですから。 |
水上 | あぁ、でもそうか・・・私たち「観てる側」はつい、舞台の上にいる役者さんだけを考えてしまいますけど、そうじゃないんですよね。 |
宇野津 | もちろんです。大道具や小道具作ったり、音響や照明を考えたり、衣装やメイクも必要ですし、もちろん受付のスタッフだって大切な仕事です。それを劇団員でまかなうとなると、人手はいくらあっても足りない。
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水上 | 一つの公演観て「あぁ、楽しかったな」っていう、その裏には、見えてないけどたくさんの力が働いてるんですね。 |
宇野津 | スタッフさんの力は、舞台作るためには不可欠ですから。熱意あるスタッフさんってのはホント、大切でありがたい存在です。 |
水上 | うんうん。わかります。 |
宇野津 | 他にも宣伝広報とか・・・チラシ作るのだって今は僕がやってますけど、ホントは僕がやる仕事じゃないですからね(笑) |
水上 | あ、主宰者だからやる仕事じゃないわけですか。 |
宇野津 | まぁ主宰でチラシ作ってる方もいらっしゃるとは思いますけど・・・少なくとも「チラシは当然主宰の担当」って事はないですよ。 |
水上 | お疲れ様です(笑)宇野津さんも、いっぱい兼ねてらっしゃいますもんね。すっごく昔にいただいたものですけど、ここに宇野津さんの名刺があるんですが。 |
宇野津 | あらら(笑) |
水上 | 主宰、演出家、脚本家、そして俳優。ここにあるだけで四つも肩書きがありますもんね。 |
宇野津 | もうそれ以上書いたら「この劇団ヤバいんじゃないか」って思われるだろうと思ってそこまでにしてあるんですよね(笑) |
水上 | 止めてあるんだ(笑) |
宇野津 | そう、止めてある(笑)まぁその四つは人手があるないに関わらず、僕のメインの仕事としてやっていくわけですけど。 |
水上 | 宇野津さんがこの四つの仕事に専念出来るように、他の仕事を託せる仲間が大事だって事ですね。 |
宇野津 | あ、いい事おっしゃった(笑)信頼して託せる仲間が増えれば、その分僕は彼らが支えてくれた事で出来た「余力」で脚本なり演出なりに力を注いだり、自分の役を考えたり出来る。だから、劇団員大募集中なんです!今年の血が滾の目標の一つは、「劇団員倍増計画」ですから(笑) |
水上 | 倍ですか! |
宇野津 | まぁ「倍」と言っても、今の人数からだとそんなすごい数にはなりませんけど。
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水上 | でも、仲間が増えれば、それだけやれる事の幅も広がりますから。 |
宇野津 | そうなんです。今も「ホントはこういうのやりたいんだけど、人手足りないから・・・」ってお蔵入りしてるネタもありますもんね。 |
水上 | もったいない! |
宇野津 | もったいない。ホントもったいないんです。 |
水上 | じゃあ劇団員募集してらっしゃるという事もありますし、まずはタギラジ!を聞いていただいて、ね。 |
宇野津 | そうですね、それが一番気軽(笑) |
水上 | そして、HPをチェックする。このHPも実は・・・? |
宇野津 | 僕が作ってます(笑)まぁ今は一部の更新は他の劇団員にも手伝ってもらってますけど・・・でも原稿書いたりイラストや素材を描いたりってのは、僕ですね。 |
水上 | そうそう、宇野津さんイラストも描かれてるんですよね! |
宇野津 | すっごい時間かけてね(笑)ラジオドラマのキャラクターやあらすじも特設ページ作って紹介してますし、そうそう、さっき話題に挙がったケーキも、写真つきでアップされますよ。 |
水上 | へぇ、見たい見たい。 |
宇野津 | だからホント、劇団ってのはやる事が多岐にわたってて。「自分はそんなに時間取れないから毎回稽古に全部出席する事は出来ないし」って方も、何か関わりたいと思ってくださるならやれる事はいろいろありますから。 |
水上 | そうですね、ぜひ皆さん、やってみましょう! |
宇野津 | 水上さんもね、ぜひ(笑) |
水上 | えぇ!?なにをおっしゃるんですか!? |
宇野津 | パーソナリティの方ってのはほら、度胸もあるし。 |
水上 | ないんですよ、私・・・ |
宇野津 | 出来ます出来ます。次回公演出ませんか? |
水上 | そんな・・・でもね、宇野津さん。私、血が滾さんの芝居観るの、大好きなんです。 |
宇野津 | ありがとうございます、いつも観に来ていただいて。 |
水上 | ホント楽しいんです。今年の公演(第十七回公演『Count』)も去年の公演(十周年記念公演『WAVE』)も、すっごく楽しくって。 |
宇野津 | 恐縮です。 |
水上 | だからね、『観たい』んです! |
宇野津 | あぁ(笑)やる側になると観れないと。 |
水上 | そうなんです。いつもね、もっとやってほしいって思ってるくらいで。楽しいんです。「観てよかった」って思って、ホクホクってして帰るんです。 |
宇野津 | あぁ・・・皆さん、今大事な事おっしゃいましたよ、よく聞いてください(笑) |
水上 | お聞きになりました?(笑)でもホントですよ。あの、持ち上げて、とかゲストだから、とかじゃなくて。ホントに。 |
宇野津 | いやいやいや・・・ありがたいです。 |
水上 | 早く次の公演が観たいです。 |
宇野津 | がんばらないといけませんね。こうやって期待してくださる方のためにも。 |
水上 | お願いします! |
宇野津 | そのためにも、一人でも多くの力が必要なんです! |
水上 | あ、そうですそうです。求む! |
宇野津 | 求む!(笑)よろしくお願いします。 |